封筒を開けた晩
市立図書館の受付でパートをしている栄子です。チケットの封筒の話の続きを書きます。
演奏会が終わった晩に封筒を開けてから、月謝のほかに出ていったお金を、何度も数え直しています。
ひとり10枚、1枚1,500円。パート仲間とご近所に声をかけて、売れたのは6枚。残りの4枚は、自分の財布から出しました。
| 月謝のほかに、出ていったお金 | 金額 |
|---|---|
| チケットの残り4枚 | 6,000円 |
| 揃いのドレス | 1万8,000円 |
| 打ち上げ | 5,000円 |
| 楽譜 | 3,000円 |
| 合計 | 3万2,000円 |
| 月謝(月4,000円) | 1年で4万8,000円 |
金額は、チラシの裏に書き出したものです。
月謝のほかに、3万2,000円。月謝1年分の、3分の2にあたります。
「趣味は、
月謝だけで続けられる」
合唱団に入ってから15年、ずっとそう思ってきたんです。
ひとり10枚のチケットも、揃いのドレスも、打ち上げも。どれも団員みんな同じで、私の力では変えられないものばかりです。
チラシの裏に、
書き出したこと
4枚のチケットを封筒に戻して、チラシの裏に、入ってくるお金と出ていくお金を、全部書き出したんです。
- 入ってくるお金
- 夫の給料(63歳・再雇用)
- 私のパート代(市立図書館の受付・週3日)
- 月謝
- 月4,000円(1年で4万8,000円)
- 月謝のほかに出ていったお金
- チケットの残り4枚 6,000円
- 揃いのドレス 1万8,000円
- 打ち上げ 5,000円
- 楽譜 3,000円
月謝は15年、毎月きちんと払ってきました。好きなことにかかるお金は、わかっているつもりだったんです。ペンを置いて、封筒に残った4枚を見ました。
趣味は月謝だけで続けられる。そう信じきっていたことを、今はとても後悔しています。
だからブログの最後に、「今のうちに一度、これからのお金を見直そう」と書きました。
このページでは、その続きを書かせてください。
書き出したものを、見直して
書き出したものを何度見直しても、「出ていくお金」の欄には、削りたいものがありませんでした。どれも、みんなと同じ舞台に立つためのお金だからです。
残るのは、「入ってくるお金」の欄です。
でも、そこに並ぶのは、どれも額が決まっているお金。
夫の給料は、再雇用で決まった額。
私のパート代は、時給と週3日で決まる。
貯金は、使えば減っていくだけ。
好きな歌を続けたくても、自分の手で増やせるお金が、ひとつもなかったんです。
演奏会は、来年も、年に一度あります。
月謝のほかのお金は、
どこから出ていますか
ここまで読んで、「私は合唱はしていないから」と思った方もいると思います。
合唱でなくても、続けている習い事や趣味には、月謝のほかについてくるお金があるはずです。発表会の衣装、教本、集まりのあとのお茶代。
少しだけ、そのお金が、どのお金から出ているかを思い浮かべてみてください。
- お勤めやパートのお給料(決めるのは、会社や時給と働ける日数)
- 夫や自分の年金(額を決めるのは、国)
- 貯金(使えば、減っていくだけ)
この中に、自分の手で増やせるお金は、何本ありましたか。
私の家は、0本でした。
好きなことを続けるほど、月謝のほかのお金もついてきます。入ってくるお金は、誰かが決めた額のまま。
0本だった方は、演奏会が終わった晩の私と同じです。
私も、封筒に残った4枚を数えるまでは、「月謝さえ払っていれば、歌は続けられる」と思っていました。
「私には無理」
そう決めていた理由
打ち上げの帰りぎわ、団長が言いました。
「来年もみんなで、
ここで乾杯しようね」
うれしい言葉でした。歌っているときは、15年たった今も楽しいんです。来年も、あの封筒を受け取ることになります。
それでも、「じゃあ、私が増やそう」とは思えませんでした。収入を増やすなんて、私の暮らしには出てこない言葉です。
その夜、チラシの裏の、まだ空いているところに、「私には無理」と思う理由を書いてみました。
- チラシの裏に書いたこと
- パートと合唱の練習で、もう手いっぱい
- 歌のことしか、分からない
- 夫に言うほどのことではない
- 61から、新しいことは覚えられない
書き終えてから、ひとつずつ、横に印をつけてみたんです。
「やってみて、だめだったこと」か、「やったことがないこと」か。
印は、全部「やったことがない」の方につきました。
- パートと合唱の練習で、もう手いっぱいやったことがない
- 歌のことしか、分からないやったことがない
- 夫に言うほどのことではないやったことがない
- 61から、新しいことは覚えられないやったことがない
「無理」だったのではなく、
「やったことがない」
だけでした。
入ってくるお金の欄が0本のままだったのは、増やす方法がなかったからではありません。私が先に「無理」の欄に入れて、見ないようにしていたからでした。
今こうしてブログを書いていることも、あの夜の私なら、迷わずその欄に入れていたはずです。
もしよければ、あなたが「私には無理」と思う理由も、書き出してみてください。そのうち、やってみてだめだったものは、いくつありますか。
もし、入ってくるお金が
もう一本あったら
それから、チラシの裏の続きに、これからの5回の演奏会を、2通りに書いてみました。
- 封筒が配られるたびに、売れ残りの枚数を気にする
- チケットの残りやドレス代を、自分の財布から出し続ける
- 打ち上げに出るかどうかを、お財布と相談して決める
- 月謝のほかのお金のことを、夫に言い出せないまま
- チケットが残っても、慌てずにすむ
- ドレスや楽譜を、気にせずみんなと揃えられる
- 打ち上げで、みんなと一緒に乾杯できる
- 歌のことだけを考えて、練習に行ける
どちらも、同じ私の5回の演奏会です。
違うのは、入ってくるお金の欄に、自分の手で増やせる一本があるかどうかだけ。
大きな額でなくていい。好きな歌を続けても、暮らしの全部は揺れない一本。
そう考えたら、「収入を増やす」は若い人ががんばる話ではなく、好きな歌を続ける話になりました。
もしよければ、ご自分の家のこれからも、2通りに思い浮かべてみてください。
ただ、その一本をどう作ればいいのか。私には、見当もつきませんでした。
調べ始めると、目に入るのは「スマホだけで月◯万円」「年金にもう一本の収入を」といった話ばかり。封筒に残った4枚のチケットを数えたあとだと、どれも本当のことに見えてしまうものです。
そんなとき、このブログを運営している赤原さんから、そういう話の裏側を教わりました。
もし、私の話に少しでも
共感してくださったなら
考えておいてほしいことを、4つ書いておきます。赤原さんから教わったことです。
うまい話に、すぐ飛びつかない
「案件を保証します」というスクールや、「高い商品を人に紹介すれば、報酬がもらえる」という話。それがなぜ危ないのかを教わってから、うまい話を見ても、まず「これは誰が得をする話なのか」を考えるようになりました。
歌を続けるお金を数えている私が、だまされるわけにはいきません。少なくとも、焦って誰かの話に乗ってしまうことは、もうないと思います。
「稼ぐ」ではなく「守る」ためのお金
収入を足すといっても、60代から会社を作るわけでも、大きな事業を始めるわけでもありません。
私が考えているのは、大金持ちになることではなく、夫婦の暮らしと、15年続けてきた歌という、ささやかな幸せを守る力を、今のうちに持っておくこと。
大金持ちにならなくていい。そう考えたら、現実的な話に感じられました。
誰かと競うものではない
「そもそも、誰かと競うものでもない」とも言われました。
私は61歳です。若い人たちと同じように、夢や希望を語って、キラキラしながらガンガン勝負する。そんなことは無理だと思っていました。
でも、それも必要ないと言われたんです。
お金の「性格」を書き出す
夫の給料と、私のパート代。入ってくるお金を書き出したら、その横に、そのお金を得るために何を差し出しているのかを書いてみてください。
自分がお金を得るために、何を費やしているのか。それをはっきり知ることが大事だと言われました。
実際に私も、この内容を理解して、一つひとつ、自分を守るためのお金づくりができてきた感じがしています。今は、このブログの運営も含めて、できるようになりました。
ここまでの話を踏まえて、具体的にどう動けばいいのか。その具体例も、赤原さんが無料で公開してくれています。
赤原さんの話は、
無料のメールで
学ぶことができます
私が学んだメールを書いている方の自己紹介動画があったので、拝借して下に載せております。
赤原さんが、自分の歩みを絵に描きながら話している動画です(1分49秒)。
読んでみて、自分には要らないと思ったら、
それで構いません。
やらないことも、ひとつの選び方だと思います。