交際費の欄が、
はみ出した日
生協の配達センターで事務のパートをしている静江です。交際費の欄の話の続きを書きます。
家計簿の数字が枠からはみ出した日から、この秋の交際費を、何度も数え直しています。
| 1回分 | この秋 | |
|---|---|---|
| ご祝儀 | 5万円 | 2つで 10万円 |
| 留袖のレンタル | 2万2,000円 | 2回で 4万4,000円 |
| 美容院(着付け・髪) | 1万3,000円 | 2回で 2万6,000円 |
| 新幹線(夫婦で) | 遠いほうの式だけ 4万4,000円 | |
| 合計 | 21万4,000円 | |
金額は、家計簿の交際費の欄に書いたとおりです。
ふだんの月の交際費は、5,000円前後。この秋だけで、ふだんの3年分をこえていました。
「親戚づきあいの出費は、
年に一度あるかないか」
毎月家計簿をつけながら、ずっとそう思ってきました。
式の日取りも、遠い式場までの距離も、お祝いしたい気持ちも。どれも、私の力では変えられないものばかりです。
家計簿の後ろのページに、
書き出したこと
その夜、招待状を引き出物の袋の上に戻して、家計簿の後ろのページに、入ってくるお金と出ていくお金を、全部書き出したんです。
- 入ってくるお金
- 夫の給料(59歳・会社員)
- 私のパート代(生協の配達センターの事務・週4日)
- この秋の交際費
- ご祝儀 5万円を2つ
- 留袖のレンタルと美容院 2回ずつ
- 新幹線 夫婦で4万4,000円
- 全部で、21万4,000円(ふだんの月は5,000円前後)
ペンを置いて、引き出物の袋の上の招待状を見ました。どちらも、いい式でした。お祝いできて、本当にうれしかったんです。
親戚づきあいの出費は、年に一度あるかないか。そう信じきっていたことを、今はとても後悔しています。
だからブログの最後に、「今のうちに一度、これからのお金を見直そう」と書きました。
このページでは、その続きを書かせてください。
書き出したものを、見直して
書き出したものを何度見直しても、「出ていくお金」の欄には、削れるものがありませんでした。ご祝儀を減らすことも、普段着で行くことも、考えなかったからです。お祝いしたい気持ちは、本物でした。
残るのは、「入ってくるお金」の欄です。
でも、そこに並ぶのは、どれも額が決まっているお金。
夫の給料は、会社が決める額。
私のパート代は、時給と時間で決まる。
お祝いごとが続いても、自分の手で増やせるお金が、ひとつもなかったんです。
親戚づきあいは、これからも続いていきます。
あなたの家の、
この1年の付き合いのお金は
ここまで読んで、「うちは今年、結婚式はないから」と思った方もいると思います。
結婚式でなくても、お祝いや手土産、親戚の集まり。付き合いのお金は、どの家にも、相手の予定でやってきます。
少しだけ、ご自分の家の「入ってくるお金」を、思い浮かべてみてください。
- お勤めやパートのお給料(決めるのは、会社や時給と働ける時間)
- 年金や手当(額を決めるのは、国や会社)
- 貯金(使えば、減っていくだけ)
この中に、自分の手で増やせるお金は、何本ありましたか。
私の家は、0本でした。
付き合いのお金は、こちらの都合と関係なく、続けてやってきます。入ってくるお金は、誰かが決めた額のまま。
0本だった方は、交際費の欄を足した週の私と同じです。
私も、交際費の欄を足すまでは、「毎月家計簿をつけているから、なんとかなる」と思っていました。
「私には無理」
そう決めていた理由
2つの式が終わって、姉から電話がありました。
「ごめんね、
立て続けで」
「おめでたいことだもの」と、笑って答えました。でも、電話を切ってから、交際費の欄をしばらく見ていました。
それでも、「じゃあ、私が増やそう」とは思えませんでした。収入を増やすなんて、私の暮らしには出てこない言葉です。
その夜、家計簿の後ろのページの、まだ空いているところに、「私には無理」と思う理由を書いてみました。
- 家計簿の後ろのページに書いたこと
- 親戚の行事があると、休みの日が消える
- 夫の側の付き合いは、私ひとりでは決められない
- パートと家のことで、精一杯
- 今さら、新しいことは覚えられない
書き終えてから、ひとつずつ、横に印をつけてみたんです。
「やってみて、だめだったこと」か、「やったことがないこと」か。
印は、全部「やったことがない」の方につきました。
- 親戚の行事があると、休みの日が消えるやったことがない
- 夫の側の付き合いは、私ひとりでは決められないやったことがない
- パートと家のことで、精一杯やったことがない
- 今さら、新しいことは覚えられないやったことがない
「無理」だったのではなく、
「やったことがない」
だけでした。
入ってくるお金の欄が0本のままだったのは、増やす方法がなかったからではありません。私が先に「無理」の欄に入れて、見ないようにしていたからでした。
今こうしてブログを書いていることも、あの夜の私なら、迷わずその欄に入れていたはずです。
もしよければ、あなたが「私には無理」と思う理由も、書き出してみてください。そのうち、やってみてだめだったものは、いくつありますか。
もし、入ってくるお金が
もう一本あったら
その日、家計簿の後ろのページの続きに、これからのお祝いごとを、2通りに書いてみました。
- 招待状が届くたびに、まず交際費の欄を思い浮かべる
- ご祝儀や留袖を、残りのお金と相談して決める
- 姉の「ごめんね」に笑って答えて、電話のあとで欄を見つめる
- 来年は親戚に何があるか、指を折って数えてしまう
- 招待状が届いたら、まず「おめでとう」と思える
- ご祝儀も留袖も、お祝いの気持ちのまま決められる
- 電話を切ったあとも、笑っていられる
- 親戚の集まりを、楽しみに待てる
どちらも、同じ私のお祝いごとです。
違うのは、入ってくるお金の欄に、自分の手で増やせる一本があるかどうかだけ。
大きな額でなくていい。お祝いごとが続いても、暮らしの全部は揺れない一本。
そう考えたら、「収入を増やす」は若い人ががんばる話ではなく、お祝いしたい気持ちを守る話になりました。
もしよければ、ご自分の家のこれからも、2通りに思い浮かべてみてください。
ただ、その一本をどう作ればいいのか。私には、見当もつきませんでした。
調べ始めると、目に入るのは「スマホだけで月◯万円」「年金にもう一本の収入を」といった話ばかり。家計簿の交際費の欄を足したあとだと、どれも本当のことに見えてしまうものです。
そんなとき、このブログを運営している赤原さんから、そういう話の裏側を教わりました。
もし、私の話に少しでも
共感してくださったなら
考えておいてほしいことを、4つ書いておきます。赤原さんから教わったことです。
うまい話に、すぐ飛びつかない
「案件を保証します」というスクールや、「高い商品を人に紹介すれば、報酬がもらえる」という話。それがなぜ危ないのかを教わってから、うまい話を見ても、まず「これは誰が得をする話なのか」を考えるようになりました。
親戚のお祝いを続けたい私が、だまされるわけにはいきません。少なくとも、焦って誰かの話に乗ってしまうことは、もうないと思います。
「稼ぐ」ではなく「守る」ためのお金
収入を足すといっても、50代から会社を作るわけでも、大きな事業を始めるわけでもありません。
私が考えているのは、大金持ちになることではなく、夫婦の暮らしと、親戚づきあいの、ささやかな幸せを守る力を、今のうちに持っておくこと。
大金持ちにならなくていい。そう考えたら、現実的な話に感じられました。
誰かと競うものではない
「そもそも、誰かと競うものでもない」とも言われました。
私はもうすぐ高齢者です。若い人たちと同じように、夢や希望を語って、キラキラしながらガンガン勝負する。そんなことは無理だと思っていました。
でも、それも必要ないと言われたんです。
お金の「性格」を書き出す
夫の給料と、私のパート代。入ってくるお金を書き出したら、その横に、そのお金を得るために何を差し出しているのかを書いてみてください。
自分がお金を得るために、何を費やしているのか。それをはっきり知ることが大事だと言われました。
実際に私も、この内容を理解して、一つひとつ、自分を守るためのお金づくりができてきた感じがしています。今は、このブログの運営も含めて、できるようになりました。
ここまでの話を踏まえて、具体的にどう動けばいいのか。その具体例も、赤原さんが無料で公開してくれています。
赤原さんの話は、
無料のメールで
学ぶことができます
私が学んだメールを書いている方の自己紹介動画があったので、拝借して下に載せております。
赤原さんが、自分の歩みを絵に描きながら話している動画です(1分49秒)。
読んでみて、自分には要らないと思ったら、
それで構いません。
やらないことも、ひとつの選び方だと思います。