テレビが消えた日に、
もらった見積書
マンションの清掃のパートをしている佳子です。テレビが消えた朝の話の続きを書きます。
あの日、パートの帰りに家電量販店へ寄って、見積もりをもらいました。見積書と冷蔵庫の保証書を並べた日から、家の家電のお金を、何度も数え直しています。
| 今年の家電 | 金額 |
|---|---|
| テレビ本体 | 8万9,800円 |
| 設置・リサイクル・運搬 | 4,000円 |
| テレビの見積もり | 9万3,800円 |
| 冷蔵庫(春に買い替え) | 17万8,000円 |
テレビは、家電量販店でもらった見積書の金額です。冷蔵庫は、保証書に書いてあった金額です。
電卓をたたくと、今年の家電だけで27万1,800円。
その日、家の中を見て回りました。
| 家の家電 | 使った年数 | 今 |
|---|---|---|
| テレビ | 15年 | 朝ドラの途中で消えた |
| 洗濯機 | 12年 | まだ動いている |
| エアコン | 14年 | まだ動いている |
| 電子レンジ | 11年 | まだ動いている |
10年を超えた家電が、テレビのほかに3台。いつか来るはずの出費が、今年まとめて来ました。
「家電は壊れるまで使うのが、
いちばんの節約」
ずっと、そう思ってきました。
壊れる日も、家電の値段も、使ってきた年数も。どれも、私の力では変えられないものばかりです。
見積書の横で、
ノートに書き出したこと
その夜、見積書と冷蔵庫の保証書をテーブルに並べて、ノートに、入ってくるお金と出ていくお金を、全部書き出したんです。
- 入ってくるお金
- 夫の年金(68歳)
- 私の年金
- 私のパート代(マンションの清掃・週2日)
- 今年の家電のお金
- テレビ 9万3,800円(本体8万9,800円と、設置・リサイクル・運搬4,000円)
- 冷蔵庫 17万8,000円(春に買い替え)
- 今年の家電だけで、27万1,800円
- 10年を超えた家電
- 洗濯機12年・エアコン14年・電子レンジ11年
- どれも、まだ動いている
ペンを置いて、黒いままのテレビを見ました。洗濯機も、エアコンも、電子レンジも、今はまだ動いています。次がいつかは、誰にも分かりません。
家電は壊れるまで使うのが、いちばんの節約。そう信じきっていたことを、今はとても後悔しています。
だからブログの最後に、「今のうちに一度、これからのお金を見直そう」と書きました。
このページでは、その続きを書かせてください。
書き出したものを、見直して
書き出したものを何度見直しても、「出ていくお金」の欄には、削れるものがありませんでした。冷蔵庫も洗濯機も、なければ毎日の暮らしが回らないからです。
残るのは、「入ってくるお金」の欄です。
でも、そこに並ぶのは、どれも額が決まっているお金。
夫の年金は、国が決める額。
私の年金も、国が決める額。
私のパート代は、週2日の時給と時間で決まる。
家電がいつ壊れても、自分の手で増やせるお金が、ひとつもなかったんです。
壊れる日は、選べません。
あなたの家の家電は、
何年目ですか
ここまで読んで、「うちのテレビは、まだ映るから」と思った方もいると思います。
テレビでなくても、10年を超えた家電は、どの家にもあるはずです。
少しだけ、ご自分の家の「入ってくるお金」を、思い浮かべてみてください。
- 年金(額を決めるのは、国)
- お勤めやパートのお給料(決めるのは、時給と働ける時間)
- 貯金(使えば、減っていくだけ)
この中に、自分の手で増やせるお金は、何本ありましたか。
私の家は、0本でした。
出ていくお金は、家電のように、壊れる日を選ばずにやってきます。入ってくるお金は、誰かが決めた額のまま。
0本だった方は、テレビが消えた朝の私と同じです。
私も、見積書と保証書を並べるまでは、「年金と、週2日のパート代で、なんとかなる」と思っていました。
「私には無理」
そう決めていた理由
テレビが消えた日の晩、黒いままのテレビの前で、夫が言いました。
「朝ドラ、しばらく
ラジオで聞くか」
やさしい言葉でした。でも、テレビの代わりはラジオでも、洗濯機の代わりはありません。
それでも、「じゃあ、私が増やそう」とは思えませんでした。収入を増やすなんて、私の暮らしには出てこない言葉です。
その夜、ノートの、まだ空いているところに、「私には無理」と思う理由を書いてみました。
- ノートに書いたこと
- 66で、今さら新しいことは覚えられない
- スマホは、電話とLINEだけ
- 年金があるのだから、欲張らない
- 分からないことは、誰かに聞かないと何もできない
書き終えてから、ひとつずつ、横に印をつけてみたんです。
「やってみて、だめだったこと」か、「やったことがないこと」か。
印は、全部「やったことがない」の方につきました。
- 66で、今さら新しいことは覚えられないやったことがない
- スマホは、電話とLINEだけやったことがない
- 年金があるのだから、欲張らないやったことがない
- 分からないことは、誰かに聞かないと何もできないやったことがない
「無理」だったのではなく、
「やったことがない」
だけでした。
入ってくるお金の欄が0本のままだったのは、増やす方法がなかったからではありません。私が先に「無理」の欄に入れて、見ないようにしていたからでした。
今こうしてブログを書いていることも、あの夜の私なら、迷わずその欄に入れていたはずです。
もしよければ、あなたが「私には無理」と思う理由も、書き出してみてください。そのうち、やってみてだめだったものは、いくつありますか。
もし、入ってくるお金が
もう一本あったら
その日、ノートの続きに、これからの10年を、2通りに書いてみました。
- 洗濯機やエアコンの年数を数えては、不安になる
- 壊れた日に、見積書の金額を貯金から出す
- 夫の「ラジオで聞くか」に、うなずいてしまう
- 買い替えを、値段の安さだけで決める
- 家電の年数を数えても、手が止まらない
- 壊れたその日に、買い替えを決められる
- 夫に「朝ドラは、テレビで見よう」と言える
- 買い替えを、使いやすさで選べる
どちらも、同じ私の10年です。
違うのは、入ってくるお金の欄に、自分の手で増やせる一本があるかどうかだけ。
大きな額でなくていい。家電が壊れても、暮らしの全部は揺れない一本。
そう考えたら、「収入を増やす」は若い人ががんばる話ではなく、夫婦のいつもの朝を守る話になりました。
もしよければ、ご自分の家のこれからも、2通りに思い浮かべてみてください。
ただ、その一本をどう作ればいいのか。私には、見当もつきませんでした。
調べ始めると、目に入るのは「スマホだけで月◯万円」「年金にもう一本の収入を」といった話ばかり。見積書と保証書を並べたあとだと、どれも本当のことに見えてしまうものです。
そんなとき、このブログを運営している赤原さんから、そういう話の裏側を教わりました。
もし、私の話に少しでも
共感してくださったなら
考えておいてほしいことを、4つ書いておきます。赤原さんから教わったことです。
うまい話に、すぐ飛びつかない
「案件を保証します」というスクールや、「高い商品を人に紹介すれば、報酬がもらえる」という話。それがなぜ危ないのかを教わってから、うまい話を見ても、まず「これは誰が得をする話なのか」を考えるようになりました。
夫婦の年金で暮らしている私が、だまされるわけにはいきません。少なくとも、焦って誰かの話に乗ってしまうことは、もうないと思います。
「稼ぐ」ではなく「守る」ためのお金
収入を足すといっても、60代から会社を作るわけでも、大きな事業を始めるわけでもありません。
私が考えているのは、大金持ちになることではなく、夫婦の暮らしと、毎朝の朝ドラのような、ささやかな幸せを守る力を、今のうちに持っておくこと。
大金持ちにならなくていい。そう考えたら、現実的な話に感じられました。
誰かと競うものではない
「そもそも、誰かと競うものでもない」とも言われました。
私はすでに高齢者です。若い人たちと同じように、夢や希望を語って、キラキラしながらガンガン勝負する。そんなことは無理だと思っていました。
でも、それも必要ないと言われたんです。
お金の「性格」を書き出す
夫の年金と、私の年金と、週2日のパート代。入ってくるお金を書き出したら、その横に、そのお金を得るために何を差し出しているのかを書いてみてください。
自分がお金を得るために、何を費やしているのか。それをはっきり知ることが大事だと言われました。
実際に私も、この内容を理解して、一つひとつ、自分を守るためのお金づくりができてきた感じがしています。今は、このブログの運営も含めて、できるようになりました。
ここまでの話を踏まえて、具体的にどう動けばいいのか。その具体例も、赤原さんが無料で公開してくれています。
赤原さんの話は、
無料のメールで
学ぶことができます
実業家
手がける事業は、
主な実績
- 行政案件を
受注する会社 (最大取引先はJR)を 指導 - Jリーグの
クラウドファンディングを 統括 - 2019年、
イタリア王家の サヴォイア家から 騎士の称号を 受勲
現在
淡路島で
メールは「赤原」から届きます。
赤原さんが、自分の歩みを絵に描きながら話している動画です(1分49秒)。
読んでみて、自分には要らないと思ったら、
それで構いません。
やらないことも、ひとつの選び方だと思います。