家がふたつになって、
届くようになったもの
事務のパートをしている正美です。2通のお知らせの話の続きを書きます。
冷蔵庫の扉に2枚を並べて留めた日から、ふたつ目の家にかかるお金を、何度も数え直しています。
| ふたつ目の家に、毎月かかるお金 | 金額 |
|---|---|
| 家賃の自己負担 | 2万5,000円 |
| 電気・ガス・水道 | 1万4,000円 |
| 食費 | 3万6,000円 |
| 月2回、帰ってくる交通費 | 1万5,000円 |
| 合計 | 9万円 |
| 単身赴任の手当 | 4万円 |
金額は、ノートに書き出した、ひと月のおおよその額です。
手当を引いても、毎月5万円。1年で60万円です。冷蔵庫も、洗濯機も、炊飯器も、ふたつずつになりました。
「手当が出るから、
家計は変わらない」
夫の異動が決まった春、ずっとそう思っていました。
電気代も、赴任先の家賃も、異動の期間も。どれも、私の力では変えられないものばかりです。
検針票の裏に、
書き出したこと
その夜、2枚のお知らせを冷蔵庫の扉からはずして、検針票の裏に、入ってくるお金と出ていくお金を、全部書き出したんです。
- 入ってくるお金
- 夫の給料(59歳・会社員)
- 単身赴任の手当 月4万円
- 私のパート代(事務)
- ふたつに増えたお金
- ふたつ目の家 月9万円
- 冷蔵庫・洗濯機・炊飯器も、ふたつずつ
- 手当を引いても、月5万円・1年で60万円
ペンを置いて、冷蔵庫の扉を見ました。来月も、お知らせは2通届きます。夫が赴任先にいる間は、毎月です。
手当が出るから家計は変わらない。そう信じきっていたことを、今はとても後悔しています。
だからブログの最後に、「今のうちに一度、これからのお金を見直そう」と書きました。
このページでは、その続きを書かせてください。
書き出したものを、見直して
書き出したものを何度見直しても、「出ていくお金」の欄には、削れるものがありませんでした。ひとりで暮らす夫の生活を、これ以上切りつめてほしくはなかったからです。
残るのは、「入ってくるお金」の欄です。
でも、そこに並ぶのは、どれも額が決まっているお金。
夫の給料は、会社が決める額。
単身赴任の手当も、会社が決める額。
私のパート代は、時給と時間で決まる。
家がふたつになっても、自分の手で増やせるお金が、ひとつもなかったんです。
夫の単身赴任は、まだ続きます。
あなたの家で、
ふたつに増えたものは
ここまで読んで、「うちは単身赴任じゃないから」と思った方もいると思います。
単身赴任でなくても、出ていくお金の欄は、いつの間にか増えていきます。
少しだけ、ご自分の家の「入ってくるお金」を、思い浮かべてみてください。
- お勤めやパートのお給料(決めるのは、会社や時給と働ける時間)
- 年金や手当(額を決めるのは、国や会社)
- 貯金(使えば、減っていくだけ)
この中に、自分の手で増やせるお金は、何本ありましたか。
私の家は、0本でした。
出ていくお金は、家がふたつになれば、ふたつ分になります。入ってくるお金は、誰かが決めた額のまま。
0本だった方は、10月の私と同じです。
私も、2通のお知らせを並べるまでは、「手当と夫の給料で、なんとかなる」と思っていました。
「私には無理」
そう決めていた理由
夫からのLINEを、何度も読み返しました。
「こっちの電気代、
思ったよりかかるわ」
夫は、ひとりの部屋で、同じ数字を見ていたんです。
それでも、「じゃあ、私が増やそう」とは思えませんでした。収入を増やすなんて、私の暮らしには出てこない言葉です。
その夜、検針票の裏の、まだ空いているところに、「私には無理」と思う理由を書いてみました。
- 検針票の裏に書いたこと
- 夫がいない分、家のことは全部私
- 夫に相談してからでないと、決められない
- 平日はパートで、夜は寝るだけ
- 主婦が今さら、収入を増やすなんて
書き終えてから、ひとつずつ、横に印をつけてみたんです。
「やってみて、だめだったこと」か、「やったことがないこと」か。
印は、全部「やったことがない」の方につきました。
- 夫がいない分、家のことは全部私やったことがない
- 夫に相談してからでないと、決められないやったことがない
- 平日はパートで、夜は寝るだけやったことがない
- 主婦が今さら、収入を増やすなんてやったことがない
「無理」だったのではなく、
「やったことがない」
だけでした。
入ってくるお金の欄が0本のままだったのは、増やす方法がなかったからではありません。私が先に「無理」の欄に入れて、見ないようにしていたからでした。
今こうしてブログを書いていることも、あの夜の私なら、迷わずその欄に入れていたはずです。
もしよければ、あなたが「私には無理」と思う理由も、書き出してみてください。そのうち、やってみてだめだったものは、いくつありますか。
もし、入ってくるお金が
もう一本あったら
その日、検針票の裏の続きに、夫の単身赴任が終わるまでを、2通りに書いてみました。
- お知らせが2通届くたびに、手当を引き算する
- 夫の食費を、切りつめてと言いそうになる
- 毎月5万円ずつ、貯金を取り崩す
- 夫に「足りてる?」と、聞けないまま
- お知らせが2通届いても、手が止まらない
- 夫に「帰っておいで」と、気にせず言える
- 単身赴任が終わっても、貯金が残っている
- 夫の「思ったよりかかるわ」に、笑って返せる
どちらも、同じ私の毎月です。
違うのは、入ってくるお金の欄に、自分の手で増やせる一本があるかどうかだけ。
大きな額でなくていい。家がふたつになっても、暮らしの全部は揺れない一本。
そう考えたら、「収入を増やす」は若い人ががんばる話ではなく、夫婦で定年を迎える話になりました。
もしよければ、ご自分の家のこれからも、2通りに思い浮かべてみてください。
ただ、その一本をどう作ればいいのか。私には、見当もつきませんでした。
調べ始めると、目に入るのは「スマホだけで月◯万円」「年金にもう一本の収入を」といった話ばかり。2通のお知らせを並べたあとだと、どれも本当のことに見えてしまうものです。
そんなとき、このブログを運営している赤原さんから、そういう話の裏側を教わりました。
もし、私の話に少しでも
共感してくださったなら
考えておいてほしいことを、4つ書いておきます。赤原さんから教わったことです。
うまい話に、すぐ飛びつかない
「案件を保証します」というスクールや、「高い商品を人に紹介すれば、報酬がもらえる」という話。それがなぜ危ないのかを教わってから、うまい話を見ても、まず「これは誰が得をする話なのか」を考えるようになりました。
ふたつの家のお金をやりくりしている私が、だまされるわけにはいきません。少なくとも、焦って誰かの話に乗ってしまうことは、もうないと思います。
「稼ぐ」ではなく「守る」ためのお金
収入を足すといっても、50代から会社を作るわけでも、大きな事業を始めるわけでもありません。
私が考えているのは、大金持ちになることではなく、夫婦の暮らしと、ささやかな幸せを守る力を、今のうちに持っておくこと。
大金持ちにならなくていい。そう考えたら、現実的な話に感じられました。
誰かと競うものではない
「そもそも、誰かと競うものでもない」とも言われました。
私はもうすぐ60です。若い人たちと同じように、夢や希望を語って、キラキラしながらガンガン勝負する。そんなことは無理だと思っていました。
でも、それも必要ないと言われたんです。
お金の「性格」を書き出す
夫の給料と手当と、私のパート代。入ってくるお金を書き出したら、その横に、そのお金を得るために何を差し出しているのかを書いてみてください。
自分がお金を得るために、何を費やしているのか。それをはっきり知ることが大事だと言われました。
実際に私も、この内容を理解して、一つひとつ、自分を守るためのお金づくりができてきた感じがしています。今は、このブログの運営も含めて、できるようになりました。
ここまでの話を踏まえて、具体的にどう動けばいいのか。その具体例も、赤原さんが無料で公開してくれています。
赤原さんの話は、
無料のメールで
学ぶことができます
私が学んだメールを書いている方の自己紹介動画があったので、拝借して下に載せております。
赤原さんが、自分の歩みを絵に描きながら話している動画です(1分49秒)。
読んでみて、自分には要らないと思ったら、
それで構いません。
やらないことも、ひとつの選び方だと思います。