振込用紙が届いた日
給食センターで調理のパートをしている照代です。振込用紙の話の続きを書きます。
台所のテーブルに振込用紙とATMの控えを並べた日から、次男が卒業するまでのお金を、何度も数え直しています。
| 1回の金額 | 卒業まで | |
|---|---|---|
| 学費(半年ごと) | 56万2,000円 | あと5回 およそ280万円 |
| 仕送り(毎月) | 6万円 | あと29か月 174万円 |
| 学資保険 | 満期金200万円は、1年目で使い切った | |
学費は、大学から届いた振込用紙の金額です。仕送りは、ATMの控えの金額です。
学費と仕送りを足すと、卒業までに450万円をこえていました。
「学資保険をかけておいたから、
大学のお金は大丈夫」
次男が小さいころから、ずっとそう思ってきました。
学費の金額も、振込の締め切りも、卒業までの月の数も。どれも、私の力では変えられないものばかりです。
大学の封筒の裏に、
書き出したこと
その夜、振込用紙を台所のテーブルに置いたまま、大学の封筒の裏に、入ってくるお金と出ていくお金を、全部書き出したんです。
- 入ってくるお金
- 夫の給料(57歳・会社員)
- 私のパート代(給食センター・週4日)
- 学資保険の満期金 1年目で使い切った
- 卒業まで出ていくお金
- 学費 半年ごとに56万2,000円、あと5回
- 仕送り 月6万円、あと29か月
- 全部で、450万円をこえる
ペンを置いて、ATMの控えの束を見ました。来月も、その次の月も、この控えは1枚ずつ増えていきます。
学資保険があるから大丈夫。そう信じきっていたことを、今はとても後悔しています。
だからブログの最後に、「今のうちに一度、これからのお金を見直そう」と書きました。
このページでは、その続きを書かせてください。
書き出したものを、見直して
書き出したものを何度見直しても、「出ていくお金」の欄には、削れるものがありませんでした。次男に、勉強の時間を削ってアルバイトを増やしてほしくはなかったからです。
残るのは、「入ってくるお金」の欄です。
でも、そこに並ぶのは、どれも額が決まっているお金。
夫の給料は、会社が決める額。
私のパート代は、時給と時間で決まる。
学資保険は、もう受け取り終わった。
振込の回数は決まっているのに、自分の手で増やせるお金が、ひとつもなかったんです。
振込の締め切りは、半年ごとにやってきます。
あなたの家は、
あと何回振り込みますか
ここまで読んで、「うちは、もう学費は終わったから」と思った方もいると思います。
学費ではなくても、毎月、日付の決まった振込は、どの家にもあります。
少しだけ、ご自分の家の「入ってくるお金」を、思い浮かべてみてください。
- お勤めやパートのお給料(決めるのは、会社や時給と働ける時間)
- 年金や手当(額を決めるのは、国や会社)
- 貯金(使えば、減っていくだけ)
この中に、自分の手で増やせるお金は、何本ありましたか。
私の家は、0本でした。
出ていくお金は、振込用紙のように、日付と金額が決まってやってきます。入ってくるお金は、誰かが決めた額のまま。
0本だった方は、10月の私と同じです。
私も、振込用紙とATMの控えを並べるまでは、「学資保険と夫の給料で、なんとかなる」と思っていました。
「私には無理」
そう決めていた理由
振込用紙が届いた週に、次男から電話がありました。
「バイト増やすから、
仕送り減らしていいよ」
やさしい言葉でした。でも、勉強の時間を削ってほしくて、送り出したわけではありません。
それでも、「じゃあ、私が増やそう」とは思えませんでした。収入を増やすなんて、私の暮らしには出てこない言葉です。
その夜、大学の封筒の裏の、まだ空いているところに、「私には無理」と思う理由を書いてみました。
- 大学の封筒の裏に書いたこと
- 給食のパートで、もう手いっぱい
- 夜は疲れて、何もできない
- パソコンは、息子が使っていたものしかない
- お金のことは、夫の担当
書き終えてから、ひとつずつ、横に印をつけてみたんです。
「やってみて、だめだったこと」か、「やったことがないこと」か。
印は、全部「やったことがない」の方につきました。
- 給食のパートで、もう手いっぱいやったことがない
- 夜は疲れて、何もできないやったことがない
- パソコンは、息子が使っていたものしかないやったことがない
- お金のことは、夫の担当やったことがない
「無理」だったのではなく、
「やったことがない」
だけでした。
入ってくるお金の欄が0本のままだったのは、増やす方法がなかったからではありません。私が先に「無理」の欄に入れて、見ないようにしていたからでした。
今こうしてブログを書いていることも、あの夜の私なら、迷わずその欄に入れていたはずです。
もしよければ、あなたが「私には無理」と思う理由も、書き出してみてください。そのうち、やってみてだめだったものは、いくつありますか。
もし、入ってくるお金が
もう一本あったら
その日、大学の封筒の裏の続きに、次男が卒業するまでの2年半を、2通りに書いてみました。
- 振込用紙が届くたびに、通帳の残りを数える
- 仕送りの6万円を、減らせないか考える
- 次男の「バイト増やすから」に、うなずいてしまう
- 卒業のころ、夫婦の貯金がいくら残るか分からない
- 振込用紙が届いても、手が止まらない
- 仕送りを、次男の暮らしに合わせて決められる
- 次男に「勉強していいよ」と言える
- 卒業のあとの、夫婦の暮らしも思い浮かべられる
どちらも、同じ私の2年半です。
違うのは、入ってくるお金の欄に、自分の手で増やせる一本があるかどうかだけ。
大きな額でなくていい。学費の振込が続いても、暮らしの全部は揺れない一本。
そう考えたら、「収入を増やす」は若い人ががんばる話ではなく、次男を卒業まで送り出す話になりました。
もしよければ、ご自分の家のこれからも、2通りに思い浮かべてみてください。
ただ、その一本をどう作ればいいのか。私には、見当もつきませんでした。
調べ始めると、目に入るのは「スマホだけで月◯万円」「年金にもう一本の収入を」といった話ばかり。振込用紙とATMの控えを並べたあとだと、どれも本当のことに見えてしまうものです。
そんなとき、このブログを運営している赤原さんから、そういう話の裏側を教わりました。
もし、私の話に少しでも
共感してくださったなら
考えておいてほしいことを、4つ書いておきます。赤原さんから教わったことです。
うまい話に、すぐ飛びつかない
「案件を保証します」というスクールや、「高い商品を人に紹介すれば、報酬がもらえる」という話。それがなぜ危ないのかを教わってから、うまい話を見ても、まず「これは誰が得をする話なのか」を考えるようになりました。
次男の卒業までのお金を数えている私が、だまされるわけにはいきません。少なくとも、焦って誰かの話に乗ってしまうことは、もうないと思います。
「稼ぐ」ではなく「守る」ためのお金
収入を足すといっても、50代から会社を作るわけでも、大きな事業を始めるわけでもありません。
私が考えているのは、大金持ちになることではなく、家族の暮らしと、ささやかな幸せを守る力を、今のうちに持っておくこと。
大金持ちにならなくていい。そう考えたら、現実的な話に感じられました。
誰かと競うものではない
「そもそも、誰かと競うものでもない」とも言われました。
私は55歳です。若い人たちと同じように、夢や希望を語って、キラキラしながらガンガン勝負する。そんなことは無理だと思っていました。
でも、それも必要ないと言われたんです。
お金の「性格」を書き出す
夫の給料と、私のパート代。入ってくるお金を書き出したら、その横に、そのお金を得るために何を差し出しているのかを書いてみてください。
自分がお金を得るために、何を費やしているのか。それをはっきり知ることが大事だと言われました。
実際に私も、この内容を理解して、一つひとつ、自分を守るためのお金づくりができてきた感じがしています。今は、このブログの運営も含めて、できるようになりました。
ここまでの話を踏まえて、具体的にどう動けばいいのか。その具体例も、赤原さんが無料で公開してくれています。
赤原さんの話は、
無料のメールで
学ぶことができます
実業家
手がける事業は、
主な実績
- 行政案件を
受注する会社 (最大取引先はJR)を 指導 - Jリーグの
クラウドファンディングを 統括 - 2019年、
イタリア王家の サヴォイア家から 騎士の称号を 受勲
現在
淡路島で
メールは「赤原」から届きます。
赤原さんが、自分の歩みを絵に描きながら話している動画です(1分49秒)。
読んでみて、自分には要らないと思ったら、
それで構いません。
やらないことも、ひとつの選び方だと思います。