その一去年と今年で、違ったもの
雪の町の文子です。伝票の話の続きを書きます。
物置のポリタンクを数えた日から、去年の伝票と今年の伝票を、何度も並べ直しています。並べてみると、冬の支度は、毎年同じではありませんでした。
| 去年の冬 | 今年の冬 | |
|---|---|---|
| 灯油 18リットル | 2,340円 | 2,660円 |
| ひと冬 60缶分 | 約14万円 | 約16万円 |
| 屋根の雪下ろし | 頼めば、1回2万円ほど | |
| 冬タイヤの交換 | 今年も、これから | |
灯油は、配達の人が物置に置いていく伝票の金額です。60缶分は、うちのひと冬のおおよその量です。
灯油だけで、去年より1万9,200円。雪下ろしとタイヤのお金は、去年と同じように、ここに足されます。
「冬の支度は、
毎年のことだから」
そう言って、毎年同じつもりで冬を迎えてきました。
灯油の値段も、雪の量も、冬が来ることも。どれも、私の力では変えられないものばかりです。
その二伝票の裏に、書き出したこと
その夜、2枚の伝票を台所のテーブルに並べて、去年の伝票の裏に、入ってくるお金と出ていくお金を、全部書き出したんです。
- 入ってくるお金
- 夫の年金 月16万円ほど
- 私の年金 65歳から(あと2年は0円)
- 役場の臨時の仕事は、去年やめた
- 冬だけ増えるお金
- 灯油 ひと冬で約16万円(去年より約2万円多い)
- 屋根の雪下ろし 頼めば1回2万円ほど
- 冬タイヤの交換
ペンを置いて、窓の外の物置を見ました。赤いタンクが空になるたびに、伝票が届きます。来年の冬も、その次の冬も。
冬の支度は毎年のことだから、わかっている。そう信じきっていたことを、今はとても後悔しています。
だからブログの最後に、「今のうちに一度、これからのお金を見直そう」と書きました。
このページでは、その続きを書かせてください。
その三書き出したものを、見直して
書き出したものを何度見直しても、「出ていくお金」の欄には、削れるものがありませんでした。雪の町で、灯油を減らして冬を越すことはできないからです。
残るのは、「入ってくるお金」の欄です。
でも、そこに並ぶのは、どれも額が決まっているお金。
夫の年金は、国が決める額。
私の年金は、65歳まで0円。
貯金は、使えば減っていくだけ。
灯油がいくら上がっても、自分の手で増やせるお金が、ひとつもなかったんです。
冬は、これからも毎年やってきます。
その四あなたの家の冬は、どうですか
ここまで読んで、「うちも似ているかもしれない」と思った方もいると思います。
少しだけ、ご自分の家に当てはめてみてください。
- 冬の支度は毎年のことだから、わかっていると思っている
- 灯油の伝票を、去年の分と並べたことがない
- 冬になると、灯油や雪下ろし、タイヤのお金が増える
- 家の収入は、年金のように、額が決まっているものだけ
- 足りなくなったら、貯金から出せばいいと思っている
ひとつでも当てはまったら、10月の私と同じかもしれません。
私も、2枚の伝票を並べるまでは、全部「大丈夫」だと思っていました。
その五63歳で「収入を増やす」なんて、
考えたこともありませんでした
正直に言うと、収入を増やすなんて、私の暮らしには出てこない言葉です。63歳で、役場の臨時の仕事もやめました。これからは夫の年金と、2年後からの私の年金でやっていくもの、と思い込んでいました。
「副業」や「稼ぐ」と聞けば、若い人の話か、怪しい話。
それが自分の話になったのは、伝票を並べた週の終わりです。
夫が、年金の振込通知のはがきを見ながら、ぽつりと言いました。
「年金は、
灯油ほどは上がらないからなあ」
夫は、笑っていました。でも私は、笑えませんでした。
灯油の値段は、毎年変わる。夫の年金は、国が決めた分しか変わらない。冬のお金が増えても、入ってくるお金は、うちでは増やせなかったんです。
その六もし、入ってくるお金が
もう一本あったら
その日、去年の伝票の裏の続きに、これからの10回の冬を、2通りに書いてみました。
- 灯油の伝票が届くたびに、去年の分と比べる
- 雪下ろしを頼む回数を、お金で決める
- 冬が来るたびに、貯金を取り崩す
- 夫に「大丈夫かな」と、聞けないまま
- 伝票の金額を見ても、手が止まらない
- 雪下ろしを、屋根の雪の量で決められる
- 冬を越しても、貯金が残っている
- 夫の「上がらないからなあ」に、笑ってうなずける
どちらも、同じ私の10回の冬です。
違うのは、入ってくるお金の欄に、自分の手で増やせる一本があるかどうかだけ。
大きな額でなくていい。灯油が上がっても、暮らしの全部は揺れない一本。
そう考えたら、「収入を増やす」は若い人ががんばる話ではなく、夫婦で冬を越す話になりました。
もしよければ、ご自分の家のこれからも、2通りに思い浮かべてみてください。
ただ、その一本をどう作ればいいのか。私には、見当もつきませんでした。
調べ始めると、目に入るのは「スマホだけで月◯万円」「年金にもう一本の収入を」といった話ばかり。2枚の伝票を並べたあとだと、どれも本当のことに見えてしまうものです。
そんなとき、このブログを運営している赤原さんから、そういう話の裏側を教わりました。
その七もし、私の話に少しでも
共感してくださったなら
考えておいてほしいことを、4つ書いておきます。赤原さんから教わったことです。
うまい話に、すぐ飛びつかない
「案件を保証します」というスクールや、「高い商品を人に紹介すれば、報酬がもらえる」という話。それがなぜ危ないのかを教わってから、うまい話を見ても、まず「これは誰が得をする話なのか」を考えるようになりました。
冬のお金を年金でやりくりしている私が、だまされるわけにはいきません。少なくとも、焦って誰かの話に乗ってしまうことは、もうないと思います。
「稼ぐ」ではなく「守る」ためのお金
収入を足すといっても、60代から会社を作るわけでも、大きな事業を始めるわけでもありません。
私が考えているのは、大金持ちになることではなく、夫婦の暮らしと、ささやかな幸せを守る力を、今のうちに持っておくこと。
大金持ちにならなくていい。そう考えたら、現実的な話に感じられました。
誰かと競うものではない
「そもそも、誰かと競うものでもない」とも言われました。
私はすでに高齢者です。若い人たちと同じように、夢や希望を語って、キラキラしながらガンガン勝負する。そんなことは無理だと思っていました。
でも、それも必要ないと言われたんです。
お金の「性格」を書き出す
夫の年金と、2年後からの私の年金。入ってくるお金を書き出したら、その横に、そのお金を得るために何を差し出しているのかを書いてみてください。
自分がお金を得るために、何を費やしているのか。それをはっきり知ることが大事だと言われました。
実際に私も、この内容を理解して、一つひとつ、自分を守るためのお金づくりができてきた感じがしています。今は、このブログの運営も含めて、できるようになりました。
ここまでの話を踏まえて、具体的にどう動けばいいのか。その具体例も、赤原さんが無料で公開してくれています。
赤原さんの話は、
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学ぶことができます
実業家
手がける事業は、
主な実績
- 行政案件を
受注する会社 (最大取引先はJR)を 指導 - Jリーグの
クラウドファンディングを 統括 - 2019年、
イタリア王家の サヴォイア家から 騎士の称号を 受勲
現在
淡路島で
メールは「赤原」から届きます。
赤原さんが、自分の歩みを絵に描きながら話している動画です(1分49秒)。
読んでみて、自分には要らないと思ったら、
それで構いません。
やらないことも、ひとつの選び方だと思います。