1切符を貼りながら、数えたもの
帰りの新幹線で、このページを書いています。久子です。
手帳の切符を足した日のことを、あれから何度も思い返しています。
夫の母は84歳。新幹線で3時間の町で、ひとりで暮らしています。7月、足腰が弱って、ひとりでバスに乗るのがこわくなったと電話がありました。月に2回の通院に、夫と交代で付き添うことにしたんです。
9月のページに貼った4枚を、1枚ずつ並べてみます。
4枚で、7万2,000円。私のパート代の、8割です。
夫には、兄がいます。相談すると、夫は「兄貴のところは、奥さんの親も見てるからな」と言いました。
義母の足腰も、新幹線の値段も、3時間の距離も。どれも、私の力では変えられないものばかりです。
2手帳のメモ欄に、書き出したこと
その日、手帳のメモ欄に、入ってくるお金と出ていくお金を、全部書き出したんです。
- 入ってくるお金
- 私のパート代 月9万円ほど(事務)
- 夫の給料(会社員)
- 義母の通院に付き添うお金
- 新幹線 片道1万8,000円ほど
- 往復3万6,000円が、月に2回
- 9月の切符4枚で 7万2,000円
パート代のほとんどが、切符に変わっていきます。義母の通院は、来月も、その次の月も続きます。
夫の親のことは、夫の兄弟で何とかなる。そう信じきっていたことを、今はとても後悔しています。
だからブログの最後に、「今のうちに一度、これからのお金を見直そう」と書きました。
このページでは、その続きを書かせてください。
3見直して、残ったもの
書き出したものを何度見直しても、「出ていくお金」の欄には、削れるものがありませんでした。義母をひとりで病院へ行かせるわけにはいかないからです。
残るのは、「入ってくるお金」の欄です。
でも、そこに並ぶのは、どれも額が決まっているお金。
夫の給料は、会社が決める額。
私のパート代は、時給と時間で決まる。
貯金は、使えば減っていくだけ。
切符代がいくらかかっても、自分の手で増やせるお金が、ひとつもなかったんです。
義母の通院が、いつまで続くのかは分かりません。
4あなたの家は、どうですか
ここまで読んで、「うちも似ているかもしれない」と思った方もいると思います。
少しだけ、ご自分の家に当てはめてみてください。
- 夫の親のことは、夫の兄弟で何とかなると思っている
- 親の家まで、電車や新幹線で何時間もかかる
- 親の通院に付き添うことになったら、交通費がいくらかかるか知らない
- 家の収入は、給料やパート代のように、額が決まっているものだけ
- 足りなくなったら、貯金から出せばいいと思っている
ひとつでも当てはまったら、7月の私と同じかもしれません。
私も、切符を足すまでは、全部「大丈夫」だと思っていました。
557歳で「収入を増やす」なんて、
考えたこともありませんでした
正直に言うと、収入を増やすなんて、私の暮らしには出てこない言葉です。57歳で、事務のパート。これからは夫の給料と、ふたりの年金でやっていくもの、と思い込んでいました。
「副業」や「稼ぐ」と聞けば、若い人の話か、怪しい話。
それが自分の話になったのは、10月分の切符を買いに、みどりの窓口へ行った日です。
行き先を告げると、窓口の人が言いました。
「往復で、
3万6,000円ほどになります」
来月も、その次の月も、同じ金額を聞くことになる。財布を開きながら、そう思いました。
義母の通院は、私には止められない。切符の値段も、私には決められない。もし変えられるとしたら、入ってくるお金の欄だけだったんです。
6もし、入ってくるお金が
もう一本あったら
その夜、手帳の次のページに、夫の定年までの数年を、2通りに書いてみました。
- 切符を買うたびに、パート代の残りを数える
- 付き添いの回数を、お金で決める
- 夫に、お金のことを言い出せないまま
- 夫の定年のあとも切符代が続くか、不安なまま
- 切符代を見ても、パート代が消えたと思わずにすむ
- 付き添いを、義母の体のことだけで決められる
- 夫と、お金の話を落ち着いてできる
- 夫の定年のあとも、通い続けられる
どちらも、同じ私の数年です。
違うのは、入ってくるお金の欄に、自分の手で増やせる一本があるかどうかだけ。
大きな額でなくていい。切符代が続いても、暮らしの全部は揺れない一本。
そう考えたら、「収入を増やす」は若い人ががんばる話ではなく、義母のことと夫婦の暮らしを、両方守る話になりました。
もしよければ、ご自分の家のこれからも、2通りに思い浮かべてみてください。
ただ、その一本をどう作ればいいのか。私には、見当もつきませんでした。
調べ始めると、目に入るのは「スマホだけで月◯万円」「年金にもう一本の収入を」といった話ばかり。7万2,000円の手帳を見たあとだと、どれも本当のことに見えてしまうものです。
そんなとき、このブログを運営している赤原さんから、そういう話の裏側を教わりました。
7もし、私の話に少しでも
共感してくださったなら
考えておいてほしいことを、4つ書いておきます。赤原さんから教わったことです。
うまい話に、すぐ飛びつかない
「案件を保証します」というスクールや、「高い商品を人に紹介すれば、報酬がもらえる」という話。それがなぜ危ないのかを教わってから、うまい話を見ても、まず「これは誰が得をする話なのか」を考えるようになりました。
義母のための切符代を払い続ける私が、だまされるわけにはいきません。少なくとも、焦って誰かの話に乗ってしまうことは、もうないと思います。
「稼ぐ」ではなく「守る」ためのお金
収入を足すといっても、50代から会社を作るわけでも、大きな事業を始めるわけでもありません。
私が考えているのは、大金持ちになることではなく、夫婦の暮らしと、ささやかな幸せを守る力を、今のうちに持っておくこと。
大金持ちにならなくていい。そう考えたら、現実的な話に感じられました。
誰かと競うものではない
「そもそも、誰かと競うものでもない」とも言われました。
私はもうすぐ高齢者です。若い人たちと同じように、夢や希望を語って、キラキラしながらガンガン勝負する。そんなことは無理だと思っていました。
でも、それも必要ないと言われたんです。
お金の「性格」を書き出す
私のパート代、夫の給料。入ってくるお金を書き出したら、その横に、そのお金を得るために何を差し出しているのかを書いてみてください。
自分がお金を得るために、何を費やしているのか。それをはっきり知ることが大事だと言われました。
実際に私も、この内容を理解して、一つひとつ、自分を守るためのお金づくりができてきた感じがしています。今は、このブログの運営も含めて、できるようになりました。
ここまでの話を踏まえて、具体的にどう動けばいいのか。その具体例も、赤原さんが無料で公開してくれています。
赤原さんの話は、
無料のメールで
学ぶことができます
私が学んだメールを書いている方の自己紹介動画があったので、拝借して下に載せております。
赤原さんが、自分の歩みを絵に描きながら話している動画です(1分49秒)。
読んでみて、自分には要らないと思ったら、
それで構いません。
やらないことも、ひとつの選び方だと思います。